DRESS / 着る

羊皮と鹿革を組み合わせる
グリズリージャケット

身頃と袖で革を替える。素材の配置が、そのまま上着の輪郭を強くする。

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身頃と袖で革を替える。素材の配置が、そのまま上着の輪郭を強くする。 目立つ輪郭の奥にある、人の動きとつくり方へ近づいてみる。

01

残された服と記録

Design Museumの展覧会資料は、米国製Ohio State University grizzly jacketを1940年代、素材を羊皮・鹿革・毛として一覧に記載する。 1930年代ではなく、用途・素材配置・製造者も一覧から確定できない。

02

使う場面から見えること

The Met所蔵のAbercrombie & Fitch製米国jacketは1920〜39年の革製品として登録される。 grizzly jacketという登録ではない。

03

形の理由を読む

一着を同じ革だけでつくらず、部位ごとに異なる素材を置く。色だけでなく、毛足や厚みの差も形として見えてくる。 ここでは所蔵品や記録から確認できる範囲にとどめ、似た形をすべて同じ由来へまとめない。

一着を同じ革だけでつくらず、部位ごとに異なる素材を置く。色だけでなく、毛足や厚みの差も形として見えてくる。

そして、いまの服へ。

いまの服へ、この工夫を。

CANUCKS(AW24)は、公式資料で1930年代grizzly jacketとsports jacketの要素を参照すると説明される。 そこから、伊ムートン身頃、鹿革袖、茶芯山羊革の裾・脇へ素材を分け、1970年代Ivy・biker要素を加えたstadium blousonへ再構成という形へ組み直している。

1930年代ではなく、用途・素材配置・製造者も一覧から確定できない。 grizzly jacketという登録ではない。

NICENESS / AW24CANUCKS →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。