DRESS / 着る

ベルト通しと背面の帯が共存する
ジーンズ

新しい留め方が増えても、古い留め方を残す。

NICENESSness 編集 ·

腰にベルトを通す輪があっても、背中には締める帯がある。ジーンズの腰回りには、複数の支え方が並んだ時期があった。

01

選ぶ人のために、残したもの。

Levi Straussは自社史で、1922年に501へベルトループを加えた際も、シンチとサスペンダーボタンを残したと説明する。従来の方法を好む人にも応える変更だったという。

02

ボタンを外しても、選択肢を残す。

同社によれば、1937年にはサスペンダーボタンを外し、希望者には着脱式ボタンを用意した。服を支える方法は、一度ですべて入れ替わったわけではない。

03

古さを、一つの形にまとめない。

同社が1937〜42年とする所蔵ジーンズには、ベルトループと赤いタブが記録されている一方、着用者の詳細は不明という。部品から読めることと、持ち主の暮らしは分けて考える必要がある。

腰の小さな部品をたどると、着る人の好みを受け止めながら変わっていく服が見えてくる。

そして、いまの服へ。

古い裁断の印象を、手作業の表情へ。

D.DOUGは、1920〜50年代の丸い後ろポケットや縫いを参照し、ヨークや裁断で初期の印象をつくるデニム。NICENESSは12.5ozの米綿デニムに手作業のエイジングを施すと説明している。

501を直接の原型とする説明はない。NICENESSの幅のある年代参照を、特定年の一型へ限定しない。

NICENESS / AW24D.DOUG →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

メーカーが伝える来歴・つくり

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。