DRESS / 着る

腰を絞り袖口のジップを内へ移す
ライディングジャケット

同じメーカーの服にも、乗る人の形を考えた変更がある。

NICENESSness 編集 ·

背中を大きな一枚に変え、腰へ調節具を加える。Lewis Leathersは、1973年のSuper Sportsmanをそう説明している。ライダースの細部を、変わらない定番としてではなく、更新されたつくりとして見てみたい。

01

背中、腰、袖口が変わる。

同社の説明では、1973年型は大きな背面パネル、二つの腰調節具、内側へ移した袖口ファスナーを持つ。ひとつの変更だけでなく、身体の複数の場所を同時に見直していた。

02

丈にも、複数の時点がある。

Corsairは1962年に登場し、1965年に丈が延びたと同社は記す。現行品はその中間の丈だという。復刻や継続モデルを見るときにも、名前だけで当時の一型と同じものとは決められない。

03

若者が集まる場所で採寸する。

Derek Harrisは、1962年末から59 Clubの教会ホールで若者を採寸し、二週間後にジャケットを届けたと語る。服をつくる人と、着る人が集まる場所が直接つながる。衣服の来歴には、その受け渡し方も含まれている。

腰の部品や袖口の向きを見るとき、いつの型か、誰へ届けられたかも一緒にたどりたい。

そして、いまの服へ。

革一色ではなく、メルトンを合わせる。

NICENESSのGEOFFは、1960〜80年代英国ライダースの型を、梳毛と紡毛を交織したメルトンとニュージーランド産の鹿革で再構成し、日本のレザー職人が縫製すると説明する。

Super SportsmanやCorsairが直接の原型とは未確認。ライダース型の参照地、革の産地、縫製地はそれぞれ異なる役割で示している。

NICENESS / AW26GEOFF →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

メーカーが伝える来歴・つくり

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。