MAKE / つくる

引き手で開閉する歯をつなぐ
CLIXファスナー

服の前開きの向こうにある、工場の仕事。

NICENESSness 編集 ·

服の前を開けるたびに触れる引き手。その小さな部品をたどると、ファスナーを組み立て、直していた人の仕事へ行き着く。Peterleeの地域史には、CLIXの工場で働いた人の回想が残っている。

01

町にできたファスナーの工場。

Peterlee Historyは、CLIXがArmstrong Roadの工場で1964年1月に製造を始めたと記している。服に付いたブランド名の向こうにも、部品をつくる別の工場と町がある。完成品の名前だけでは見えにくい場所だ。

02

機械で付け、手で直す。

Maureen Raineは1967年、16歳でCLIXへ入社し、スライダーを取り付ける機械作業から手修理へ移ったと回想する。閉じたり開いたりする当たり前の動きの裏には、取り付けと修理という異なる仕事があった。

03

同じ服でも、場所で部品が違う。

Lewis Leathersは、1960〜70年代の主ジップにCLIXを使い、袖口やポケットにはLightningを使ったと説明する。いま復刻されるCLIXもあるため、名前だけで当時製と判断せず、取り付けられた場所や製造時期を見たい。

引き手の形を眺めるとき、その背後の組立や修理にも目を向ける。小さな部品から、服を支える仕事をたどれる。

そして、いまの服へ。

引き手を合わせて、時代の表情をつくる。

NICENESSのH.HAYWOODは、CLIXファスナーにオリジナルの引き手を合わせ、ライダースに当時の雰囲気を持たせると説明する。

採用品の製造年や規格は未特定。CLIXという名だけで、1960年代の工場製品や紹介した現行復刻品と同じものとは判断できない。

NICENESS / SS26H.HAYWOOD →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

メーカーが伝える来歴・つくり

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

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