CARRY / 運ぶ

動物の姿を持ち歩く
ブルドッグのバッグ

図像と、生きたマスコットを分けてたどる。

NICENESSness 編集 ·

ブルドッグという姿は、ポスターにも、基地で暮らす一頭にも現れる。同じ犬種でも、図像と生きた動物は別の記録を持っている。

01

1945年の、一頭の名前。

Parris Islandの記念史は、PFC Judgeを1945年のブルドッグとして記し、女性海兵隊員のマスコットだったと説明する。誰と関わった犬なのかまで残る記録だ。

02

別の名前は、別の時期に。

同史料はLord D. Chesterfield、別名Chestyを1977〜83年のブルドッグとして一覧に載せる。1945年のJudgeと、名前や時期を混ぜてはいけない。

03

犬の姿は、紙の上にもある。

海兵隊のマスコット解説には、第一次大戦の募集ポスターで、ヘルメットをかぶったブルドッグが描かれたという説明がある。実在した犬とは別に、図像の使われ方を考える手がかりになる。

動物のかたちを見るときも、誰の記録で、いつの姿なのかを大切にしたい。

そして、いまの服へ。

犬の姿と足置きを、バッグにする。

B.CHESTYは1960年代英国フットスツールと、1940年代米海兵隊のブルドッグマスコットを着想源とするとNICENESSは説明する。英国から取り寄せた茶芯ラムでバッグにしている。

具体的な1940年代の原図と、ブランドがいう「非公式」の意味は未確認。Chestyという別時期の犬を、商品の命名由来とは断定しない。

NICENESS / AW25B.CHESTY →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。