DRESS / 着る
内側へ留めて暖かさを足す
ミリタリーライナー
寒さに合わせて、服の内側を変える。外側の一着を買い替える代わりに、中へ別の層を足すという考え方がある。
NICENESSness 編集 ·
寒さに合わせて、服の内側を変える。外側の一着を買い替える代わりに、中へ別の層を足すという考え方がある。
上着の内側にも型式がある
Smithsonianの所蔵品は、Model 1951の陸軍男性用フィールドジャケット・ライナー。型式年は1951年、使用は1966年と記録される。呼び名に含まれる年と、実際に使われた年が違うことも、この一着は教えてくれる。
ボタンでつなぐ保温
別の比較例として、デンマーク国立博物館のM-1951パーカ外殻には、寒冷乾燥用装備の内層の上に着用し、最大限の保温にはライナーをボタン留めするという衣服表示がある。ジャケット用ライナーと同一の組み合わせとは限らないが、層を留めて使う発想を読むことができる。
細部をたどると、服を使う人と、つくる人の判断が見えてくる。
そして、いまの服へ。
いまの服へ、この工夫を。
BLOSSOM(AW24)は、公式説明で1950年代の米国ミリタリーライナーを参照したとされるアイテム。まず注目したいのは、完成した外衣だけでなく、かつて内側で働いた服がデザインの入口になっていることだ。
所蔵品の型式をBLOSSOMの直接原型とは特定しない。パーカ所蔵品の来歴には英国の表記もあり、米軍実使用品とは断定しない。
NICENESS / AW24BLOSSOM →このアイテムのつくりを見る出典・参考資料
暮らしと服の歴史
- Model 1951; Liner, Jacket ↗National Museum of American History
- Parka ↗National Museum of Denmark
NICENESSのものづくり
- NICENESS BLOSSOM ↗NICENESS
回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。