DRESS / 着る

全身を一続きに包む
フライトスーツ

飛行のための服を、上着だけでなく全身で考える。1940年代の所蔵品には、一続きの服と、それを着た人の記録が残っている。

NICENESSness 編集 ·

飛行のための服を、上着だけでなく全身で考える。1940年代の所蔵品には、一続きの服と、それを着た人の記録が残っている。

01

つくった場所まで残る服

Canadian War MuseumのFlying Dress Suitは、1942年にベルビルのDeacon Brothersが製造したRCAF航空部門用の衣服。素材欄にはレーヨン、亜麻、リネンが記録される。どんな環境で使われたかを想像する前に、まず製造と用途の記録を確かめておきたい。

02

着用者と型式は別の手がかり

Smithsonianの1940 Pattern Sidcotは綿製のワンピースで、RCAF入隊者Len Morganが着た来歴を持つ。ただし型式自体は英国RAF用。着た人の所属だけで、衣服そのものの型式や製造国を決めることはできない。

細部をたどると、服を使う人と、つくる人の判断が見えてくる。

そして、いまの服へ。

いまの服へ、この工夫を。

MELCHIOR(AW24)は、1940年代のカナダ空軍フライトスーツに、1970年代のアウトドアと軍用の要素を加えたジャケット。全身を覆う服から出発し、異なる年代の装備を重ねた上着として捉えられる。

二つの所蔵品はいずれも比較例。MELCHIORの具体的原型や、各部の引用関係は未確認。

NICENESS / AW24MELCHIOR →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。