DRESS / 着る
下へ閉めるジップを備えた
ライダースジャケット
斜めの線だけでなく、閉じる方向からポケットを見る。
NICENESSness 編集 ·
ジップを閉めた時、引き手はどこにあるだろう。Vansonは外ポケットを下向きに閉める設計にし、風でスライダーが動いても中身を保ちやすくすると説明する。線の向きだけでなく、操作の方向にも理由がある。
閉じる方向を、風と考える。
メーカーが述べるのは、走行中の風を想定した閉め方。見た目には一本のファスナーでも、開いた状態と閉じた状態のどちらを下にするかで、使う時の考え方が違ってくる。
ジップの後ろにも、革がある。
Vansonはポケットジップの背後の革当てを、防風と摩耗を防ぐためと説明する。表の金具だけを見ていると気付きにくい部分だ。開口部の裏側も、ポケットの働きに関わっている。
小さなポケットも、途中で加わる。
Schottの社史では、Perfectoの小さなコインポケットは1950年代初めの選択仕様から、1955年に標準になったという。別メーカーの例だが、ポケットの構成が最初から固定されていたわけではないことが分かる。
ポケットの線を目で追い、開け閉めの方向を考える。表から見える形と、その裏のつくりがつながってくる。
そして、いまの服へ。
ジップの線を、ジャージーの上着へ。
NICENESSのBRENTは、英米の1960〜70年代に由来するとブランドが説明する逆ハ字ジップを、英国羊毛と梳毛を用いたダブルフェイスジャージーのジャケットへ取り入れている。
逆ハ字配置の起源や誕生年代は独立未検証。Vansonの閉じる方向や革当てがBRENTにも共通するとは確認していない。
NICENESS / AW24BRENT →このアイテムのつくりを見る出典・参考資料
メーカーが伝える来歴・つくり
- What Makes a Vanson a Vanson? ↗Vanson Leathers
- 118 Cowhide Perfecto Motorcycle Jacket ↗Schott N.Y.C.
NICENESSのものづくり
- NICENESS BRENT ↗NICENESS
回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。