DRESS / 着る
ボタンのない胸フラップを持つ
ボードシャツ
シャツの形が先にあり、あとから名前が付くこともある。
NICENESSness 編集 ·
斜めの胸ポケットに、ボタンのないフラップ。Pendletonが振り返る1951年型には、角裾と台襟もある。今日の名前をいったん離れ、一つのシャツにどんな形があったかを見てみる。
留めないフラップが、胸にある。
ポケットの蓋には、必ず留め具があるとは限らない。メーカーが記すボタンなしのフラップは、この型を知る一つの細部。斜めのポケット、角のある裾と合わせると、シャツ全体の輪郭が具体的になる。
海に入る前後にも、シャツを重ねる。
Pendletonは1950年代末のカリフォルニアのサーファーが、自社の格子柄シャツを水着や陸上のパンツに重ねたと回顧する。シャツは水の中だけを見ていては見つからない、海辺の時間に登場する。
名前は、後から付くこともある。
同社によれば、A022、後のAA022がBoard Shirtと名付けられたのは2000年代初頭。サーファーなどとの関係が理由という。服の形の年代と、現在の製品名が付いた時期は、同じではない。
ポケットの形を見て、着た人を知り、名前の時期を分ける。一枚のシャツにも、異なる時間が重なっている。
そして、いまの服へ。
ボードシャツの型に、肩のゆとりを。
NICENESSのC.PALMERは、1940〜50年代米国のボードシャツを参照し、肩を少し落としたゆとりある形へ更新。北陸で織ったレーヨンと綿のギャバジンを用いている。
PendletonをC.PALMERの原型メーカーとは特定していない。同社の命名史は、ボードシャツという一般名称すべての初出を確定するものではない。
NICENESS / SS26C.PALMER →このアイテムのつくりを見る出典・参考資料
メーカーが伝える来歴・つくり
- WOVEN Issue 8 / A short history: The Board Shirt ↗Pendleton Woolen Mills
- The Board Shirt by Pendleton, for an Endless Summer ↗Pendleton Woolen Mills
NICENESSのものづくり
- NICENESS C.PALMER ↗NICENESS
回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。