MAKE / つくる

着ると丸みが立ち上がる
平面構成のジャケット

平らな布に、身体が入るとき。

NICENESSness 編集 ·

平らに置いた服と、身体にまとった服は違う姿になる。着物の構成を手がかりにすると、丸みは曲線の型紙だけから生まれるものではないと気づく。

01

直線の布を、着ながら整える。

V&Aは着物を直線の縫い目を持つ衣服とし、帯の下で布をたくし上げて丈を調整すると説明する。身体に載せる動作も、形づくりの一部になる。

02

布が変わると、裾も変わる。

1983年の着装研究は、ウールと縮緬について、裾中央と褄先の高さを変えて比較した。静止しているときと歩いているときの裾形状を、同じものとして扱っていない。

03

裁断の線の先にあるもの。

和服実習で示される長方形の裁断と、着装研究が観察する歩行時の形。平らな布の設計と、着たあとの動きを並べると、衣服の形を考える範囲が広がっていく。

ハンガーの上の輪郭だけでなく、身体が入ったあとの布の動きも見ていたい。

そして、いまの服へ。

トラッカーを、平面からつくる。

D.MCCREADYは着物のような平面構成を取り入れ、着用によって丸みが生まれると説明されるトラッカー。14ozデニムにオーバーダイを施している。

特定の着物の型紙や、研究で扱った裾の構造と直接対応するものではない。商品の丸みを生む具体的な仕組みは型紙で未確認。

NICENESS / AW25D.MCCREADY →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。