MAKE / つくる

幾何学の図案を布へ印刷する
インテリアテキスタイル

未来の暮らしを、部屋の中に描いてみる。

NICENESSness 編集 ·

まだない暮らしを考えるとき、図は人に見せるための道具になる。1970年代の室内布と宇宙居住の構想画を、別々の仕事として並べてみたい。

01

部屋に、幾何学の布を入れる。

PantonのDecor Iは1969年設計、1970年ケルンのVisiona 2で使用、1971年発売と記録される。綿や綿ベルベットへ幾何学の図案を印刷した布だ。

02

宇宙で暮らす構想を、絵にする。

NASA Amesの目録は、1975年からの宇宙居住研究に伴い、Rick GuidiceとDon Davisが構想画を制作したと記す。技術的な構想に、目で見られる形を与える仕事だった。

03

画家だけで、内容を決めない。

目録によると、広報部門が画家を雇い、科学者や技術者が絵の内容を指示した。作品は技術報告、発表、広報に使われた。未来を描く図にも、分担する仕事と使う場がある。

同じ時代の未来らしい表現でも、部屋を彩る布と技術を伝える図は、それぞれの目的を持つ。

そして、いまの服へ。

未来を思わせる柄を、ニットへ。

WEAVERは麻の杢糸と擬麻加工綿のリリヤーンを使い、スペースエイジ風の柄とロールした立体的な裾で、1970年代のムードを表すニット。

PantonやNASAの画家を直接参照したという説明はない。構想画と室内布、WEAVERの図案を同じ原図には結びつけない。

NICENESS / SS23WEAVER →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

  • NICENESS WEAVER(アーカイブブック)NICENESS

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。