DRESS / 着る

頭から首まで続けて覆う
バラクラバ

帽子と襟のあいだを、ひと続きに覆う。顔だけを開けた防寒具を見ると、衣服の境目をなくすという工夫があることに気づく。

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帽子と襟のあいだを、ひと続きに覆う。顔だけを開けた防寒具を見ると、衣服の境目をなくすという工夫があることに気づく。

01

寒冷地の巡回で使われた服

Australian War Memorialの軍支給ウール製バラクラバは、頭、首、耳を覆い、顔を開ける形を持つ。アフガニスタンの寒冷な巡回で着用された来歴が記録されている。ここでの地名は着用地であり、製造地や発祥地ではない。

02

覆う範囲を一続きにする

所蔵品は、頭と首を別々に包まず、一つの衣服でつなぐ形を示している。隣り合う部位を同時に覆うという視点から眺めると、帽子だけを見るのとは違う、身体に沿った防寒具の輪郭が見える。

細部をたどると、服を使う人と、つくる人の判断が見えてくる。

そして、いまの服へ。

いまの服へ、この工夫を。

KARAS(AW23)は、軍用アイテムであるバラクラバとネックゲイターを融合したものと公式資料で説明される。頭と首をつなぐ二つの服型を、一体のものとして捉え直している。

所蔵品はKARASの直接原型と未確認。参照元の組織、地域、年代や具体的な首の構造は明記されていない。

NICENESS / AW23KARAS →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

  • NICENESS KARAS(アーカイブブック)NICENESS

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。