CARRY / 運ぶ

小袋を連ねて身体に掛ける
バンダリア

何を分けて運ぶかで、収納の形が変わる。

NICENESSness 編集 ·

小さな蓋が、一つずつ並ぶ。Airborne Assault Museumの解説にあるSten用Pattern Bは、七つの個別の蓋付きポーチと、湾曲したウェビングで構成される。まとめて持つ中にも、分けて入れるつくりがある。

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七つの袋に、七つの蓋。

同館はこの装備について1956年の使用例を挙げる。一つの大きな袋とは異なり、収納部分ごとに蓋がある。中身を分けることが、そのまま外側の繰り返す輪郭になっている。

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胸に載せる、別の構成。

Australian War Memorialには1965〜67年頃のAK-47用胸部携行具がある。大きな帆布ポーチが三つ、小さなものが四つ。木製の留め具と交差するストラップが記録され、別の仕方で身体と収納を結んでいる。

03

似た小袋にも、違う分類。

肩や身体に掛ける収納でも、胸部携行具とバンダリアベルトを同じ型とは扱えない。どこに荷重を置き、どんなストラップで支えるのか。名前をそろえるより構成を見比べる方が、形の違いが見えやすい。

小袋の数だけでなく、身体のどこへ置くかを見る。携行具には、収納と身に着け方が一緒に設計されている。

そして、いまの服へ。

携行具の形を、日常のポシェットへ。

NICENESSのK.BLOOMFIELDは、1950〜60年代のバンダリアベルトを日常向けに変形したポシェット。イタリアで艶出ししたカーフを用い、ブランドは平和への願いを込めたと説明する。

紹介した二つの装備がK.BLOOMFIELDの直接の原型とは未確認。現代商品の平和という意味付けは、ブランドの制作意図として扱っている。

NICENESS / AW23K.BLOOMFIELD →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

  • NICENESS K.BLOOMFIELD(アーカイブブック)NICENESS

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。