MAKE / つくる

身頃と袖を別々に裁つ
着物の袖

腕を動かしたとき、衿元までつながっている。

NICENESSness 編集 ·

袖を振ると、身頃も少し動く。着物の袖を考えるとき、袖だけを切り離して見ることはできない。

01

二枚の袖を、身頃につなぐ。

大原和服専門学園の浴衣の工程では、袖を身頃と別に裁ち、縫い合わせる。袖付けは虫留で補強する。直線的に見える服にも、布をつなぐ場所ごとの仕事がある。

02

腕の動きは、衿へ伝わる。

笹本の和装実験の抄録は、腕の動きによる身八つ口のずれが、衿元の着崩れへ波及すると報告する。ゆるみや衿の固定を調整すると、その影響を抑えられたという。

03

同じ呼び名でも、同じ裁ち方ではない。

米国の洋裁教材でkimono sleeveと呼ぶのは、身頃やヨークと続けて裁つ袖。浴衣の別裁ちの袖とは構造が違う。言葉の似かよりだけで、型紙まで同じとはいえない。

袖の形を、動いたときに周囲の布へ何が起こるかから眺めてみたい。

そして、いまの服へ。

スポーツウェアに、着物袖の感覚を。

BRANDENは1920〜30年代のスポーツウェアと日本の着物袖を参照する裏毛の服。NICENESSは、前後どちらでも着られる構成と説明している。

スポーツウェアの年代を、着物袖の年代には当てはめない。BRANDENと特定の袖形式の型紙の対応も未確認。

NICENESS / SS25BRANDEN →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。