DRESS / 着る

腕を上げても袖口が引かれにくい
シューティングシャツ

立った姿だけでは分からない、袖の長さの理由。

NICENESSness 編集 ·

袖の長さは、腕を下ろした時だけでは決められない。Purdeyは射撃用シャツの袖を長くし、腕を上げても袖口が引っ張られにくく、前腕が出にくい設計にしていると説明する。

01

腕を上げる時を、先に考える。

身体の動作が変わると、服に必要な余裕も変わる。メーカーの説明では、長い袖は腕を上げる姿勢のためのもの。静かな立ち姿で余って見える長さにも、動いた時の役割がある。

02

ゆとりは、身頃にもある。

同社の現行タッターソールシャツは、長い袖に加えて、ゆとりと動きやすい型を特徴としている。動作を受け止めるのは一か所だけではない。袖と身頃を一緒に見ると、シャツを立体として考えやすくなる。

03

英国のブランド、ポルトガル製の一着。

比較した現行品は綿100%で、製造地はポルトガル。英国の射撃用シャツという文脈と、その一着をつくる場所は分けておきたい。現在の製品説明から、過去の製織地まで推定することもできない。

腕を上げ、曲げ、戻す。シャツは着る人の動きの中で、長さやゆとりの理由を見せてくれる。

そして、いまの服へ。

仕事着と狩猟服の形を、重ねる。

NICENESSのD.TUCKERは、1990年代米国のワークシャツと英国のハンティングシャツを組み合わせる。リネン、絹、ナイロンの交織生地を製品染めし、異なる染まり方を表情にしている。

Purdeyの現行シャツがD.TUCKERの原型とは未確認。長い袖という特定の仕様がそのまま継承されているとも断定していない。

NICENESS / AW26D.TUCKER →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

メーカーが伝える来歴・つくり

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。