DRESS / 着る
胸に文字と刺繍を添えた
スクールカーディガン
胸に大きなD。その文字の中に、小さな野球の刺繍がある。一着のカーディガンが、持ち主と学校の接点を残している。
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胸に大きなD。その文字の中に、小さな野球の刺繍がある。一着のカーディガンが、持ち主と学校の接点を残している。
持ち主のいる一着
Dickinson Collegeに残るのは、1960年頃のWilliam Freeman所有のカーディガン。素材はウール100パーセントで、赤いDのレターと野球の刺繍を備える。抽象的な学校の制服ではなく、ひとりの所有者へ結びついた衣服だ。
印を読む、広げすぎずに
その文字と刺繍から、学校や競技との関係を考えることはできる。ただし、全校指定の制服だったのか、どんな条件で授与されたのか、いつ着られたのかは確認できない。残された一着の細部を、学校全体の決まりへ置き換えずに見る。
細部をたどると、服を使う人と、つくる人の判断が見えてくる。
そして、いまの服へ。
いまの服へ、この工夫を。
FEAT(AW23)は、1950〜60年代の米国スクールカーディガンを参照。織糸用のキッドモヘヤの極細梳毛糸で編み、ややコンパクトな寸法と透け感を持たせている。学校の服の輪郭が、軽い編地の表情へと変わる。
所蔵品は比較例。FEATの直接の原型、所属や授与制度との関係は未確認。
NICENESS / AW23FEAT →このアイテムのつくりを見る出典・参考資料
暮らしと服の歴史
- Athletics: Varsity Cardigan, c.1960, AC 00923 ↗Dickinson College Archives & Special Collections
NICENESSのものづくり
- NICENESS FEAT(アーカイブブック)NICENESS
回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。