DRESS / 着る

腕の動きに余白をつくる
スウェットシャツ

競技の前後と、身体を動かす瞬間。その両方を考える服。

NICENESSness 編集 ·

走っている時間だけが、スポーツではない。出番を待つ時間も、練習を終えて身体が落ち着く時間もある。Championは1930年代のフード付きスウェットを、そうした競技の合間に身体を暖める服として振り返っている。

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待つ身体を、包んでおく。

メーカーが語るスウェットの背景には、ウォームアップという使い方がある。競技の最中のユニフォームとは別に、その前後を受け持つ一枚。フードを、顔まわりの見た目だけでなく着る時間から考えてみたくなる。

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動きは、脇の下にも現れる。

1952年の米国特許には、袖の脇下部分を拡げた運動着が記されている。考案者が狙ったのは、肩や脇の動きに必要な伸縮。大きな袖という印象を、身体のどの動きに余裕を与えるのか、と読み替える手がかりになる。

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同じ年代にも、いくつものつくり。

特許の脇下の構造と、幅の広い袖とは、同じ意味ではない。フードの付け方も、この特許からは分からない。それでも、運動着の形を細かく考える人がいたことは見えてくる。余白は、ただ大きくする以外の方法でもつくれる。

身体を休ませる時と、動かす時。スウェットのゆとりには、その両方を見渡す入口がある。

そして、いまの服へ。

外付けのフードと、広い袖。

NICENESSのCOURTNEYは、1950〜60年代のスポーツウェアを参照した外付けフードと幅広の袖が特徴。形の手がかりを過去に置きながら、表は綿、裏のループはシルクという素材の組み合わせで、肌に触れる側をつくっている。

Championや掲載した特許をCOURTNEYの直接の原型とは確認していない。外付けフードと幅広の袖の参照年代はNICENESSによる説明。

NICENESS / AW24COURTNEY →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

メーカーが伝える来歴・つくり

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。