MAKE / つくる

裁断から縫製までをつなぐ
革職人の仕事

革を測り、切り、形を整え、縫う。完成品の裏側にある工程を、一人の仕事の流れから見る。

NICENESSness 編集 ·

一つの革製品ができるまで、手は何度も道具を替える。工程を一つずつ見ていくと、仕上がった形の中に、連続した判断があることがわかる。

01

測るところから、仕上げるところまで

The Henry Fordは、19世紀後半から20世紀初頭の靴職人の仕事として、革を測り、切り、形をつくり、縫い、整え、仕上げる工程を挙げている。一足の靴を、完成形だけでなく連なる作業として捉えられる記録だ。

02

革ごとに変わる道具と手順

Queensland Museumの革ベルト講座には、裁断、漉き、鋲留め、染色、磨き、コンディショニングが別々の工程として並ぶ。これは現代の一例で、NICENESSの工房そのものを示す資料ではない。それでも、革製品が一度の操作でできるものではないことを具体的に伝えている。

03

工程のあいだにある判断

切ったあとに形を整え、縫ったあとに端を仕上げる。工程を分けて眺めると、前の仕事が次の仕事へどう影響するかが見えてくる。一人で担う場合も、複数の人で分ける場合も、そのつながりが完成品の輪郭をつくる。

革を見るとき、表面の色や手触りだけでなく、そこへ至る手順にも目を向けてみる。

そして、いまの服へ。

いまの服へ、この工夫を。

FATS(AW24)は、公式資料で、一人の職人が裁断から縫製までを一貫して担当すると説明される革製品。歴史上の靴職人や現代の講座と同じ工程を採用したと断定するのではなく、一つの手が工程をつなぐという、確認できる製作体制から眺めたい。

歴史資料と講座は、FATSの工房工程を直接示さない。公式資料の多くは仕上げ工程まで同じ職人が担うかを明記していないため、裁断から縫製までの範囲として扱う。

NICENESS / AW24FATS →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

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