DRESS / 着る

指先を覆わない
編み手袋

手をすべて包むのではなく、指先を開けておく。手袋の端がどこで終わるかを見ると、防寒具の形にも選択があることに気づく。

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手をすべて包むのではなく、指先を開けておく。手袋の端がどこで終わるかを見ると、防寒具の形にも選択があることに気づく。

01

制服の中の指なし手袋

デンマーク国立博物館は、1951年のインド歩兵兵卒の制服の一部として、カーキ色の指なし編み手袋を記録している。ここで確認できるのは、特定の制服にこの形が含まれるということ。どの作業のために指を出したかまでは説明されていない。

02

外せる指という別の答え

英国National Army Museumには、1944年頃のAuxiliary Territorial Service用の、指部分を取り外せるミトンがある。最初から指先が開いた手袋とは違う仕掛けだ。覆う範囲をどう決めるか、その答えを比べて見ることができる。

細部をたどると、服を使う人と、つくる人の判断が見えてくる。

そして、いまの服へ。

いまの服へ、この工夫を。

TOBY(AW26)は、軍用フィンガーレスグローブを参照した筒編みのアイテム。公式説明では、マフラーとグローブの二通りに使う。手を包むための筒が、首元にも使える形へと広げられている。

軍用指なし手袋全般の用途やTOBYの直接原型は未確認。英国のミトンは異なる構造の比較例。

NICENESS / AW26TOBY →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。