DRESS / 着る
背中にパッチを重ねる
モーターサイクルベスト
ベストの背中に、クラブの印や走った場所の記憶が重なる。袖のない服が、身につける記録帳のように見えてくる。
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ベストの背中に、クラブの印や走った場所の記憶が重なる。袖のない服が、身につける記録帳のように見えてくる。
上着の上に着る服
Harley-Davidson Museumは、モーターサイクルベストを上着として着るcutと説明し、背面のクラブカラーやパッチが戦後米国のモーターサイクル文化を示したとする。すべての乗り手が同じ装いをしたという意味ではない。
走行の記憶を付け足す
同館は、Harley-Davidsonでモーターサイクルベストと呼べる製品が1973年に現れたと説明する。同年の所蔵ベストには、ツーリングクラブやラリー、ライドのピンとパッチが残る。服の表面に、あとから加わるものがある。
細部をたどると、服を使う人と、つくる人の判断が見えてくる。
そして、いまの服へ。
いまの服へ、この工夫を。
DREXCIYA(SS26)は、1970年代のバイカーベストを参照し、本来高級バッグ用のTaurillon Lagoonで仕立てたベスト。公式説明による素材の用途の移動が、この服を見るもう一つの入口になる。
所蔵品やクラブは直接原型と未確認。1973年という年は同社の製品史であり、モーターサイクルベスト全体の発祥年ではない。
NICENESS / SS26DREXCIYA →このアイテムのつくりを見る出典・参考資料
暮らしと服の歴史
- From Waistcoat to Cut: The Evolution of the Motorcycle Vest ↗Harley-Davidson Museum
NICENESSのものづくり
- NICENESS DREXCIYA ↗NICENESS
回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。