MAKE / つくる

和紙に柿渋を塗って仕上げる
来民渋うちわ

風を送る道具を、贈るかたちに整える。

NICENESSness 編集 ·

骨を割り、紙を貼り、形を切り、渋を塗る。手に持つ薄いうちわにも、順番のある仕事が重なる。

01

和紙を、渋で仕上げる。

栗川商店は、来民渋うちわの骨割り、貼り、形切り、渋塗りの工程を紹介する。柿渋を塗る目的は和紙の補強と防虫だと、作り手は説明している。

02

土地の名を、贈る言葉へ。

同店は来民を「民が来る」に結びつけ、商売繁盛の縁起物として贈ると説明する。誕生、還暦、婚礼、周年記念も挙げ、うちわを人の節目に手渡すものとして紹介する。

03

道具に、図柄を載せる。

骨と和紙、最後に塗る渋。その工程を知ると、柄だけを見るのとは違う手触りの想像が生まれる。縁起の説明は作り手が伝えるもので、古い贈答の始まりを確定する資料とは分けておきたい。

風を送るための道具が、土地の言葉と手仕事を一緒に届ける贈り物になる。

そして、いまの服へ。

手に持つ柄を、来民の和紙に。

JAGATARAは熊本の来民でつくられ、ペイズリー柄を印刷し、和紙に柿渋を塗ったうちわ。耐久性や防虫性を持たせるとNICENESSは説明する。

NICENESSは工房名を明記しておらず、栗川商店製とは断定しない。性能の試験条件や古い贈答の起源も未確認。

NICENESS / SS25JAGATARA →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

メーカーが伝える来歴・つくり

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。