DRESS / 着る

手を加えて自分のものにする
デニムジャケット

買ったあとにも、服の制作は続いていく。

NICENESSness 編集 ·

服は、店を出たところで完成とは限らない。着る人が手を加え、別の表情にしていく。デニムには、そんな後からの仕事の記録がある。

01

改作を、自己表現として残す。

Levi Straussは1960年代の若者によるデニムの改作を、自己表現と結びつけて回顧している。同社は1973年にDenim Art Contestを主催したという。

02

元のジャケットにも、設計者がいる。

同社の史家は、Jack Lucier設計のLot 557が1961年10月の目録に登場したと説明する。前ポケットから裾へ延びるV字の線も、この型の特徴として記す。

03

つくる人と、着て変える人。

メーカーが設計する輪郭と、着る人が加える表現。その二つの仕事が、デニムの回顧の中にある。ただし改作をする人すべてを、一つの文化集団にまとめることはできない。

古い服の表情には、最初の設計だけでなく、後から触れた人の仕事も重なる。

そして、いまの服へ。

若者文化の参照を、チノの表情へ。

BOWIEは1960〜70年代米国若者文化に着想したチノのトラッカー。NICENESSは1940〜50年代チノの表情を、経年加工によって再現すると説明する。

Levi’sの型やコンテスト、特定の人物・運動への直接の接続は未確認。メーカーの回顧とNICENESSの制作意図を区別する。

NICENESS / AW24BOWIE →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

メーカーが伝える来歴・つくり

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。