DRESS / 着る

配色とパイピングで輪郭を描く
ウエスタンシャツ

舞台に立つ人の服を、襟より小さな線から眺める。

NICENESSness 編集 ·

肩のヨークと袖口の色が切り替わり、その輪郭を細い線が縁取る。博物館が紹介するドビー・グレイ着用のH Bar C Ranchwearのシャツには、パイピングと花の刺繍、スマイルポケットがある。

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切り替えを、見せる線にする。

配色を違えたヨークと袖口に、パイピング。布を分けてつくる部分が、見る人へ形を伝える部分にもなる。ポケットには矢尻状のステッチが記録され、細部を見ても輪郭を強める意匠が続く。

02

選べる衣装が、増えていく。

同館は、1930年代からのH Bar Cなどの色鮮やかな刺繍シャツが、入手しやすさや価格の面でカントリー歌手の選択肢を広げたと説明する。舞台着の姿には、何を手に入れられたのかという背景もある。

03

写真の年と、服の年。

紹介される1974年の舞台写真には、ドビー・グレイらが写っている。ただし、隣に紹介されるシャツの製造年や同一の一着であることまでは分からない。写真の日付を、服の誕生年に置き換えず見ていきたい。

舞台の服は、大きな色と小さな線で姿をつくる。近くで見る細部にも、装いの存在感がある。

そして、いまの服へ。

多彩なシャツを、手織りのウールへ。

NICENESSのCOLEMANは、1970年代の音楽家のウエスタンシャツを参照。インドの手紡ぎ・手織りウールツイルに、縦長の形と大きな襟を組み合わせている。

ドビー・グレイの一着をCOLEMANの直接の原型とはしていない。舞台写真の1974年を、所蔵シャツの製造年にも転用していない。

NICENESS / AW24COLEMAN →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

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