DRESS / 着る

袖を切って装いを変える
パンクTシャツ

買った服と、自分でつくる服を混ぜて着る。

NICENESSness 編集 ·

Tシャツの袖を切り、ミニドレスとして着る。London Museumが伝えるLesley Edgarの装いは、買った服を完成品のまま受け取らず、自分の形へ変えるものだった。切るという動作も、服をつくる仕事になる。

01

袖をなくして、別の服にする。

博物館によればEdgarは袖を切ったTシャツを、網タイツや自作のプラスチック製ズボンと合わせた。ひとつの服だけでなく、その周りに何を着るかまで含めて、新しい姿がつくられている。

02

購入品と手製の服が混ざる。

David Blackが1978年にBoyで買ったメッシュのボンデージトップも同館へ寄贈された。高価な購入服と自作服を混ぜて着たという。パンクの服を、すべて自作、またはすべて店の商品とひとまとめにはできない。

03

布に、革や金属を組み込む。

約1982年の所蔵Tシャツには、絞り染めの黒い綿地へ、鋲付きの革襟や金属リング付き肩ストラップが組み込まれている。袖だけでなく、布の外から別の素材を加えることでも輪郭が変わる。

切る、足す、組み合わせる。個人の具体的な改作から、服を自分の装いにしていく手つきが見えてくる。

そして、いまの服へ。

切った袖の印象を、型からつくる。

NICENESSのMCGEOCHは、1970〜80年代UKパンクのムードを、立体的なカットオフ袖のTシャツへ取り入れている。丸胴の綿天竺を使い、縫製後にフェード加工を施す。

紹介した個人の服を直接の原型とは確認できていない。個人が袖を切る改作と、MCGEOCHの製品としてのパターン設計は分けて見る。

NICENESS / AW26MCGEOCH →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

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