CARRY / 運ぶ

外側にキルトの収納を付ける
トートバッグ

持ち歩く袋の表面にも、もう一つの場所がある。

NICENESSness 編集 ·

大きな袋の外側に、小さなポケットが載る。1980年の通販カタログを扱う研究には、そんなトートのつくりが記録されている。

01

布と縁取りを組み合わせる。

Mooreの論文は、Searsの1980年秋冬号にLe Toteが載ったと報告する。素材はレーヨン・キャンバス、縁にはビニールを使うという販売例だ。

02

キルトのポケットに、ラベルが付く。

同論文は外側のキルトポケットにラベルがあることも記録している。収納の場所が、バッグの見え方をつくる部分にもなっている。

03

一つの販売例から、時代全体を決めない。

この例は1980年のカタログの一商品。1970年代からの変化や、米国トート全体の標準形を示すものではない。一つのつくりとして丁寧に見ておきたい。

袋の大きさだけでなく、外側に何を重ねたかを見ると、トートの違いが分かってくる。

そして、いまの服へ。

トートを、花柄コーデュロイへ。

P.VALEは1970〜80年代米国トートを参照し、花柄の14ウェールコーデュロイと肩掛けテープで2WAYに再構成している。

Le Toteやそのキルトポケットを直接の原型とはしない。店舗が補足する染色工程やワンポケット原型も、公式の説明と分ける。

NICENESS / AW26P.VALE →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。