DRESS / 着る

肩の緩衝部と弾の収納を備える
シューティングベスト

何を撃つかだけでなく、どう動くかで服は変わる。

NICENESSness 編集 ·

肩に当たる部分を和らげ、必要なものを手元へ収める。1972年のCharles Askinsの記事は、競技用のベストと狩猟用の服を、役割の違いから説明している。同じ銃を使う場面でも、服に求めるものは一つではない。

01

獲物の収納と、競技の収納。

記事は狩猟ベストの獲物収納に対し、スキートやトラップ用では肩の緩衝部と弾のポケットへ絞った形を説明する。何を持ち帰るのか、何を身近に置くのか。収納の違いが、用途の違いを伝えている。

02

暖かく着ると、動きにくくなる。

狩猟服については、防寒のための重ね着が動作を制限することも問題として挙げられる。厚く着ればよいだけではない。身体を動かすことと寒さへの備えを、同時に考える必要があった。

03

布が触れ合う音にも目を向ける。

同じ記事は、革や帆布が茂みで擦れる音も取り上げている。生地は見た目や厚さだけで選ばれるものではない。どこを歩き、何に触れるかまでが、着る人の条件になる。

肩の当たり、収納、重ね着、擦れる音。衣服の細部を、その人が置かれた環境と一緒に見ることができる。

そして、いまの服へ。

射撃服の参照を、ウールとリネンへ。

NICENESSのBLUNSTONEは、1970年代の米英シューティングジャケットを参照し、シェットランドウールとリネンの生地、羊革の肘当て、後付けできるCOCKERを組み合わせている。

1972年の記事の服が直接の原型とは確認できていない。肩や収納の説明を、BLUNSTONEの個別機能へそのまま移すものではない。

NICENESS / AW24BLUNSTONE →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

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