DRESS / 着る

肩から斜めに袖がつながる
ラグランスウェット

大学の売店に並ぶスウェット。1966年のMITの広告には、栗色に白い縁を添えたラグラン袖の一着がある。

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大学の売店に並ぶスウェット。1966年のMITの広告には、栗色に白い縁を添えたラグラン袖の一着がある。

01

売店の注文欄から

MITが公開する夏号の広告で、Tech Coopはラグラン袖のスウェットを2.95ドルで案内している。関係者向けの注文欄もあり、衣服が大学の日常へ差し出されていたことがわかる。誰がどれほど着たかまでは、この広告だけではわからない。

02

競技のそばにも

Powerhouseに残る1960年ローマ五輪の豪州選手用スウェットは、綿製でジップ付きの襟を持つ。こちらはラグラン袖と確認されたものではない。同じ時期のスウェットにも、大学の販売品と競技のための服という異なる顔がある。

細部をたどると、服を使う人と、つくる人の判断が見えてくる。

そして、いまの服へ。

いまの服へ、この工夫を。

FRANCES(AW25)は、1960年代のラグランスウェットを背景にしたニット。公式説明では先染めのモヘアシルク糸と稲妻柄のジャカードを用いている。スウェットの記憶を、糸の質感と編み柄へ移し替えた一着だ。

広告や五輪所蔵品は比較例。FRANCESの直接の原型ではなく、購入者や着用の普及も未確認。

NICENESS / AW25FRANCES →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。