DRESS / 着る

小さなフードとグローブポケットの
スポーツフーディー

練習の前後を過ごす服から、フードの形を見直す。

NICENESSness 編集 ·

フードをかぶると、服が頭まで続いていることを感じる。MoMAが紹介するフーディーの歴史では、1930年代のChampionの服は、練習の前後に競技者を暖かく保つものだった。いまの身近な形にも、着る時間の背景がある。

01

練習の、前と後。

走る、止まる、待つ。MoMAの解説が目を向けるのは、運動の前後に身体を暖かくしておく役割だ。展示を企画したルー・ストッパードも、1930年代にスポーツをする人へ売り出された服として現代型のフーディーを説明している。

02

一着の年代と、形の歴史。

MoMAが所蔵するChampionのフーディー自体は1980年代の品。解説に出てくる1930年代と、一着がつくられた年代は違う。服は後の時代にもつくられ続けるから、所蔵品の年と、語られている背景を分けてたどると道筋が見えやすい。

03

小さな部分から、見てみる。

NICENESSがC.YEOMANで挙げるのは、小型の二枚仕立てフードとグローブポケット。参照先は1920〜30年代のスポーツフーディーだという。フーディーという大きなくくりの中にも、頭まわりの量やポケットの姿を見比べる楽しみがある。

同じフード付きの服でも、頭を包む部分と手元のつくりは違う。小さな形から、スポーツウェアをもう一度眺めてみる。

そして、いまの服へ。

古い形に、織り込まれた肖像を。

C.YEOMANは、小さなフードとグローブポケットの形を、和歌山でつくるジャカード裏毛へ移している。そこに現れるのはニュートンの肖像。運動着の形と、編み地の図柄が別々の入口を持つ一枚だ。

1920年代の具体的な原型と、フード・ポケットの当時の仕様は独立資料では未確認。MoMAの所蔵品を直接の参照先とはしていない。

NICENESS / AW26C.YEOMAN →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。