DRESS / 着る

丸襟と胸当てを備える
子どものシャツ

小さなシャツにも、襟・胸・袖口の別々のつくりがある。

NICENESSness 編集 ·

丸い襟の下に胸当てがあり、前には三つのボタン。Gallieraが1920年頃の男児用として記録するシャツには、小さな一着の中にいくつもの細部がある。襟から袖口まで、順に見てみる。

01

襟の下に、もう一つの面。

このシャツには胸当てが記録されている。首を囲む襟と、その下の胸の面を分けて見ると、シャツの正面が一つの平らな布だけではないことに気付く。ボタンの数も、この一着を知る具体的な手がかりだ。

02

袖口には、二つのボタン。

袖口には真珠調のボタンが二つ付くとされる。前と袖口では、ボタンの置かれる場所も数も違う。真珠のように見えるという記述から、素材を真珠そのものと決めつけず、見た目の特徴として受け取れる。

03

一着と、売り場の記録。

Gallieraには、パリのルーヴル百貨店が1925年に出した男性用シャツを含む販売目録の書誌も残る。実物の男児服と販売品の目録は、同じ資料ではない。服を知るには、手元に残る一着と、売られた時の記録という入口がある。

襟、胸、袖口。それぞれに目を向けると、見慣れたシャツの正面も、いくつもの部分からできている。

そして、いまの服へ。

ドレスシャツの参照から、大きな襟へ。

NICENESSのLAURENCEは、1920〜30年代フランスのドレスシャツを参照し、襟を大きなハイネックへ変更。メリノウールの生地と色ごとの仕上げを用いている。

所蔵シャツは男児用で、成人用ドレスシャツの代表例やLAURENCEの原型とはしていない。販売目録の原頁は未閲覧で、襟型などの比較には使っていない。

NICENESS / AW23LAURENCE →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

  • NICENESS LAURENCE(アーカイブブック)NICENESS

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

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