MAKE / つくる

洗いと織りで柔らかさをつくる
ダックのワークウェア

丈夫な布の印象を、着るための触感へ。

NICENESSness 編集 ·

同じ仕事着の形でも、デニムからブラウンダックへ変われば見え方が変わる。布は、服の輪郭とは別の時間を持っている。

01

ジャケットに、別の布が加わる。

Carhartt資料室を取材したMurawskiは、同社のジッパージャケットが1954年に青デニムで登場し、翌年ブラウンダックが加わったと報告している。

02

現代の布には、現代の調整がある。

Carharttは現行106234について、綿にスパンデックスを加えた12ozダックに洗いをかけ、触感を柔らかくしたと説明する。これは当時の原布ではなく、現在の製品の話だ。

03

ダックという名だけでは、同じにならない。

1950年代の資料室の記録と、現行品の素材説明。その間には組成や加工の違いがある。古い作業着を思わせる表情と、いま触れる柔らかさを分けて見たい。

仕事着らしい表情を残しながら、着る布としてどう整えるか。その選び方にも作り手が現れる。

そして、いまの服へ。

帆布を、柔らかなチェックの服へ。

Z.AMENTは、1950〜60年代USダックの雰囲気を先染めグレンチェックと洗いで表す。NICENESSは通常鞄に使う帆布を服地として柔らかく織り、左右のパターンを変えて斜行感をつくると説明する。

Carharttの生地を直接参考にしたという説明はない。当時のダックの重量や糸構成とZ.AMENTの同一性も未確認。

NICENESS / AW25Z.AMENT →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

メーカーが伝える来歴・つくり

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。