DRESS / 着る

帯状の革で足を留める
サンダル

足を包む部分を減らし、帯で留める。サンダルを見ると、覆うことと留めることが別の仕事だと気づく。

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足を包む部分を減らし、帯で留める。サンダルを見ると、覆うことと留めることが別の仕事だと気づく。

01

出土した革と鋲

British Museumに残るロンドン出土のRomano-Britishサンダルは、革製で鉄鋲を打った履物として記録される。名前の響きから兵士や剣闘士を思い浮かべても、所蔵記録は着用者をそこまで特定していない。

02

帯と底を分けて見る

同館のAntinoupolis出土の履物には、サンダル状の前部と閉じた踵、革紐で縫った三層の底、足指用の帯がある。年代幅は1〜10世紀と広く、ローマ期かどうかにも留保がある。足をどこで留め、底をどう重ねたかという構造から近づきたい。

細部をたどると、服を使う人と、つくる人の判断が見えてくる。

そして、いまの服へ。

いまの服へ、この工夫を。

SIMONE(SS23)は、踵のタブへ革ストラップを通して着用する、Jacques Solovière製のイタリアンスエードのサンダル。公式はグラディエイターサンダルのような着方と説明する。その言葉と、古代の実物の着用者の身分は分けて読む。

古代所蔵品は比較資料で、直接原型ではない。年代分類の現代はSIMONEへの接続を示し、古代の年代を現代へ置き換えるものではない。

NICENESS / SS23SIMONE →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

  • NICENESS SIMONE(アーカイブブック)NICENESS

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。