DRESS / 着る

夏の気温で布を選び分ける
スラックス

暑い日にも、涼しい日にも備える一本。

NICENESSness 編集 ·

夏のズボンを選ぶとき、薄ければよいとは限らない。1940年のニューヨークの雑誌には、軽い梳毛と、涼しい日に備えるフランネルが並んでいる。

01

軽い梳毛を、色から選ぶ。

1940年6月29日号のThe New Yorkerで、Eugene KinkeadはSaksの軽い梳毛スラックスを、明暗の複数色で紹介している。夏の服選びに、布の軽さと色が一緒に現れる。

02

涼しい日には、もう少し厚く。

同記事は、夏の涼しい日に備える中厚フランネルとして、Triplerのビスケットブラウンのズボンを勧めている。夏という季節の中にも、気温の違いがある。

03

季節だけで、素材を固定しない。

二つの提案を並べると、同じ夏にも異なる厚みのズボンを選べることが分かる。これは当時の一記事の提案で、すべての米国人の服装を示すものではない。

年代だけでなく、その日の空気に合わせて服を選ぶ。古い記事にも身近な感覚がある。

そして、いまの服へ。

大きな腰を、折り畳んで着る。

N.DICKENSは1940年代の米英スラックスを参照し、オーバーサイズの腰を折り畳む独自のディテールを加えたパンツ。布選びの記録と、現代の腰の設計を並べて見たい。

SaksやTriplerのズボンを直接の原型とはしない。この記事の資料は、腰を折り畳む構造の歴史を示すものではない。

NICENESS / AW26N.DICKENS →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

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