DRESS / 着る

木製トグルで留める
ダッフルコート

手袋をしたままでも触れそうな大きな留め具。荒天用の上着に残る細部。

NICENESSness 編集 ·

手袋をしたままでも触れそうな大きな留め具。荒天用の上着に残る細部。 目立つ輪郭の奥にある、人の動きとつくり方へ近づいてみる。

01

残された服と記録

RMG所蔵ZBA2223は1940年頃のBarbour製潜水艦甲板服で、蝋引き綿のフード付きジャケットに前・袖口のスナップ、腰とフードのストラップ等を持つ。 1950年代のコートではなく、潜水艦用甲板服の前史比較。

02

使う場面から見えること

RMG所蔵ZBA9859は1939–40年製の羊毛ダッフルコートで、3個の木製トグル、調整可能なフード、喉留め、袖口ボタンを備える。 第二次大戦期の型。1950年代潜水艦乗組員への支給を示さない。

03

形の理由を読む

フード、喉元、袖口、腰。それぞれを留めたり調整したりする部位が、天候へ応える上着をつくる。 ここでは所蔵品や記録から確認できる範囲にとどめ、似た形をすべて同じ由来へまとめない。

フード、喉元、袖口、腰。それぞれを留めたり調整したりする部位が、天候へ応える上着をつくる。

そして、いまの服へ。

いまの服へ、この工夫を。

K.CRIMSO(AW26)は、公式資料で1950年代ロイヤルネイビーのサブマリンコートとダッフルコートを参照すると説明される。 そこから、カシミヤ紡毛糸とSUPER120羊毛梳毛の撚糸を横編みし複数回縮絨したニット地という形へ組み直している。

1950年代のコートではなく、潜水艦用甲板服の前史比較。 第二次大戦期の型。1950年代潜水艦乗組員への支給を示さない。 ダッフルコート一般の説明で、潜水艦勤務固有の使用証拠ではない。

NICENESS / AW26K.CRIMSO →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。