DRESS / 着る

シャツ型の袖口を持つ
テバジャケット

上着の輪郭に、シャツのような手元がある。

NICENESSness 編集 ·

ラペルのある上着なのに、手元にはシャツのような袖口がある。テバジャケットの現在の仕様を読むと、仕立てた上着の中に別の服の感覚が見えてくる。

01

芯を抑え、袖口をシャツ型に。

Bel y Cíaは現在のテバの特徴として、芯構造を抑えた仕立て、シャツ型の袖口、切れ目のないラペルを挙げる。肩から手元まで、部位ごとのつくりを追える説明だ。

02

裏地なしで、三つの外付けポケット。

Justo Gimenoの現行仕様には、裏地なし、外付け三ポケット、シャツ型袖口、前四ボタンがある。これは現在の一メーカーの仕様で、最初のテバをそのまま示すものではない。

03

伯爵の物語には、二つの年がある。

Bel y Cíaは1943年の狩猟で伯爵らが複製を依頼したと伝える。一方、店舗文化財の沿革には1944年に伯爵のため製作したとある。依頼と製作が別の年なのか、記述の差なのかは分かっていない。

伝わる物語と、いま確かめられる仕様。その両方を分けて見ることで、一着の輪郭がはっきりしてくる。

そして、いまの服へ。

テバに、革ジャケットの像を重ねる。

CASABLANCASはテバの服型に1990年代ハリウッドの革ジャケット像を重ね、米国的な解釈で再構築したとNICENESSは説明する。

伯爵の原品や英国の注文記録、NICENESSの具体的原型は未確認。伝承を独立確認済みの起源とはしない。

NICENESS / AW25CASABLANCAS →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

メーカーが伝える来歴・つくり

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

次は、どんな暮らしへ。