DRESS / 着る

広いつばと顎紐を備える
サファリハット

帽子の名前、使う場所、つくる場所を分けて見る。

NICENESSness 編集 ·

大きなつばと、顎の下へ回る紐。Collinsが英国英語のサファリハットとして説明するのは、そんな形だ。名前から遠い土地を想像する前に、頭のまわりに置かれた二つの細部を見てみる。

01

名前から見える、形の輪郭。

辞書にある広いつばと顎紐は、この呼び名を理解する入口になる。ただし、名前が同じだからすべて同じ仕様とは限らない。言葉の定義と、一つ一つの帽子の実物には、それぞれ違う情報がある。

02

猟師の帽子として、語り継ぐ。

Westley Richardsは現行品の形を、1940〜50年代の職業猟師が好んだデザインに基づくと説明する。ここにあるのはメーカーが語る来歴。誰が、どの土地で着用したかまで特定された一例とは分けて受け取りたい。

03

布をつくる場所、帽子にする場所。

同社の現行帽は、英国製の耐水キャンバスを英国の帽子職人が手作りするという。使う場面を想像させる名前と、今日それを製作する場所は別の話。旅する帽子にも、布から形へ仕立てる仕事がある。

帽子の名を入口に、つば、紐、布、作り手へ。形を一つずつ見ていくと、遠いイメージが手元の服になる。

そして、いまの服へ。

二つの帽子を、四枚のパネルで。

NICENESSのB.MATLOCKは、英国のサファリハットと米国のセーラーハットを参照した四枚パネルの帽子。異なる呼び名を持つ帽子の要素を、一つの構成へ組み合わせている。

掲載したメーカーの帽子がB.MATLOCKの原型とは未確認。サファリハットの呼称から発祥地や英国製であることを確定していない。

NICENESS / SS25B.MATLOCK →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

メーカーが伝える来歴・つくり

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

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