CARRY / 運ぶ
大きく口を開ける
ハンティングバッグ
たくさん運ぶ袋と、手元の小物を運ぶ袋。
NICENESSness 編集 ·
出かける時の荷物には、まとめて詰めるものと、途中ですぐに取り出したいものがある。1950年のニューヨーカー誌には、狩猟や釣りへ向かう人に紹介された、使い方の異なる袋が登場する。
口を広げて、まとめて入れる。
Abercrombie & FitchのPack-Allは、緑の二重ダック地でできた円筒形のバッグとして紹介された。大きく開く口が特徴だ。外形だけでなく、荷物を詰める時にどこが開くかを見ると、袋の使い方が具体的になる。
昼食は、手元に置いておく。
同じ記事には、革底付きキャンバスのミュゼットバッグもある。紹介された用途は、昼食など手元で取り出したい小物を運ぶこと。大きな袋にすべてを入れるだけではない、荷物の分け方がここに見える。
革底の理由を、決めつけない。
記事が残すのは素材と用途の手がかり。革底があることは分かっても、それが獲物を運ぶためなのか、どんな補強を意図したのかまでは分からない。一つの細部から、記録されていない機能まで広げずに眺めたい。
口の開き方と、取り出す順番。袋の形は、中身と出かける時間を一緒に考える入口になる。
そして、いまの服へ。
狩猟のトートに、Nの持ち手を。
NICENESSのD.DOYLEは1950年代のハンティングトートを参照し、Nを形取ったハンドルを採用。HAASの仔牛革と、米綿の20オンスデニムを組み合わせている。
記事に登場するPack-AllやミュゼットバッグがDOYLEの原型とは未確認。N形のハンドルを歴史上の狩猟機能として説明していない。
NICENESS / SS25D.DOYLE →このアイテムのつくりを見る出典・参考資料
暮らしと服の歴史
- Merry Christmas to All ↗The New Yorker
NICENESSのものづくり
- NICENESS D.DOYLE ↗NICENESS
- NICENESS V.DOYLE ↗NICENESS
- NICENESS L.DOYLE ↗NICENESS
- NICENESS L.DOYLE ↗NICENESS
回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。