CARRY / 運ぶ

大きく口を開ける
ハンティングバッグ

たくさん運ぶ袋と、手元の小物を運ぶ袋。

NICENESSness 編集 ·

出かける時の荷物には、まとめて詰めるものと、途中ですぐに取り出したいものがある。1950年のニューヨーカー誌には、狩猟や釣りへ向かう人に紹介された、使い方の異なる袋が登場する。

01

口を広げて、まとめて入れる。

Abercrombie & FitchのPack-Allは、緑の二重ダック地でできた円筒形のバッグとして紹介された。大きく開く口が特徴だ。外形だけでなく、荷物を詰める時にどこが開くかを見ると、袋の使い方が具体的になる。

02

昼食は、手元に置いておく。

同じ記事には、革底付きキャンバスのミュゼットバッグもある。紹介された用途は、昼食など手元で取り出したい小物を運ぶこと。大きな袋にすべてを入れるだけではない、荷物の分け方がここに見える。

03

革底の理由を、決めつけない。

記事が残すのは素材と用途の手がかり。革底があることは分かっても、それが獲物を運ぶためなのか、どんな補強を意図したのかまでは分からない。一つの細部から、記録されていない機能まで広げずに眺めたい。

口の開き方と、取り出す順番。袋の形は、中身と出かける時間を一緒に考える入口になる。

そして、いまの服へ。

狩猟のトートに、Nの持ち手を。

NICENESSのD.DOYLEは1950年代のハンティングトートを参照し、Nを形取ったハンドルを採用。HAASの仔牛革と、米綿の20オンスデニムを組み合わせている。

記事に登場するPack-AllやミュゼットバッグがDOYLEの原型とは未確認。N形のハンドルを歴史上の狩猟機能として説明していない。

NICENESS / SS25D.DOYLE →このアイテムのつくりを見る

出典・参考資料

暮らしと服の歴史

NICENESSのものづくり

回想は本人の経験として、制作意図はブランドの説明として扱っています。

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